司法書士試験に合格するためには、どのくらいの勉強時間が必要でしょうか。
難易度やカリキュラムから調査しました。
司法書士試験の難易度
一般的なイメージ
司法書士試験は、教養として受けるような資格ではなく、法律家の本職を目指す人の資格です。
司法書士の資格一本で開業している人がいる資格です。
「法律の専門家」というイメージで、かなり難しい資格だと認識されています。
一方で、司法試験ほど難しくないイメージもありました。
最近はロースクール制度によって、司法試験に厳しいイメージがなくなりましたので、司法書士の難しさが再認識されています。
司法書士の合格率からみた難易度
以下、All About Japanの記事に合格率が整理されていました。
対受験者数で見たときの合格率は、概ね3%~4%で推移しています。
100人の受験者の中で3人か4人しか合格しない最難関の試験です。
司法書士の勉強スケジュールから勉強時間を比較
通信講座や専門学校では、司法書士の勉強スケジュールをどのように設定しているでしょうか。
ユーキャンの司法書士合格指導講座:15ヵ月
生涯学習のユーキャンは、標準学習期間は15ヵ月と設定しています。
LECの司法書士合格講座(Web+音声DL):12か月
LEC東京リーガルマインドは、上記講座で訓練期間を12か月と設定していました。
通学講座は11ヶ月となっていました。
TAC/Wセミナーの山本オートマチック入門コース:8か月~20か月
TACには様々なコースがありますが、一例として山本浩司講師のオートマチック入門コースの場合、8ヶ月~20か月に設定されていました。
受講頻度によって期間は変わるため、フルタイム速習で8ヶ月、働きながら無理のない受講で20か月といったイメージです。
司法書士の推定勉強時間
ズバリ1000時間
上記、ユーキャンやTAC/Wセミナーの長期コースを例にすると、15ヶ月~20か月を設定しています。
その場合、週10時間程度の無理のない勉強量だと思われます。
週10時間程度の勉強を1年半程度続けると、およそ800時間の勉強時間になります。
800時間というのは、知識を一通り学ぶ勉強時間です。試験対策として200時間を確保して、合計1000時間だと推定しました。
もともと難関試験のため、1000時間勉強すれば絶対に受かるわけではありません。