行政書士試験に合格するためには、どのくらいの勉強時間が必要でしょうか。
難易度やカリキュラムから調査しました。
行政書士試験の難易度
一般的なイメージ
行政書士の試験は、教養で受けるような資格ではなく、法律の本職を目指す人が受験するイメージがあります。
難関の国家試験であると認識されています。
一方で、司法試験、司法書士試験に比べると、取り組みやすいイメージがあります。
難しい法律系の資格の中では、合格を見込める資格です。
行政書士試験の合格率
近年の合格率は以下のようになっています。
- 平成28年度 9.95%
- 平成27年度 13.12%
- 平成26年度 8.27%
- 平成25年度 10.1%
- 平成24年度 9.19%
- 平成23年度 8.05%
合格率は概ね10%前後で推移しています。10%を切るような試験は、難関資格です。
合格基準は絶対評価なので、試験問題の難易度によって合格率にバラツキがあります。
平成17年度には合格率が2%台にまで落ち込み、多くの受験生が涙を飲みました。
行政書士の勉強スケジュールから勉強時間を比較
通信講座や専門学校では、行政書士の勉強スケジュールをどのように設定しているでしょうか。
ユーキャンの行政書士講座:6ヶ月
生涯学習のユーキャンでは、勉強スケジュールを6ヶ月に設定しています。
LECの行政書士パーフェクトコース:全77回
LEC東京リーガルマインドでは、初学者向けのパーフェクトコースで77回の講義となっています。
週2回の講義で、およそ1年ほどの勉強期間になりそうです。
TACの行政書士プレミアム本科生Plus:全85回
資格の学校TACでは、初学者向けのコースで85回の講義です。
週2回の講義で、学習期間の目安は10~15ヶ月となっています。
大原の行政書士入門完全合格コース:全63回
資格の大原では、上記コースで概ね1年以内のコースとなります。
行政書士の推定勉強時間
ズバリ500時間
ほとんどの講座で、通常のペースで1年以内の勉強期間を設定しています。
平日1日2時間の勉強で、週10時間。それをほぼ1年で約500時間が標準的な勉強時間ではないかと推定します。